第三話 「崩壊の大地」
注 : 今週より、画像はよりハイビジョン(つまり手抜き)でお送りいたします。
「バジルール少尉、フラガ大尉、大変なことになったわ」
「なになに?どうしたの?」 「緊急事態ですか?」
「まあ大したことじゃないんだけど・・・へリオポスリが壊れちゃったのよね〜」
緊急事態以外の何ものでもない気がします。
「どうしてくれるんだっていう苦情がオーブの皆さんから殺到してるのよ」
とりあえず、原因究明が必要のようです。
最初から振り返ってみましょう。現場のクルーゼさん?
「はいはい〜。現場のクルーゼです。何と何と、突然アークエンジェルがコロニーの壁をぶち壊して出現しました!」
なんてこったい、いきなり壁をぶち破る主役艦アークエンジェル。
正義の味方の蛮行にクルーゼ隊長もびっくりです。
さすがは後に語り継がれる破壊集団の旗艦の名に恥じません。
コロニーへの被害は最小限に!!
「艦尾ミサイル発射管、7番から10番まで発射準備!目標、敵モビルスーツ!
(いちおう)レーザー誘導!いいな、間違えてもシャフトや地表に当てるなよ!」
「う、うう・・・っ」
ナタルさんのプレッシャーに縮こまるパル君。
口で言うのは簡単ですが、やるとなると大変なんですよね。胃の痛い思いをするのはいつも下っ端です。
案の定
↓
↓
↓
どっか〜ん。
あーあー。壊れてる、壊れてる〜〜。
「カメラさん、カメラさんーーー?」
おや、カメラさん、クルーゼ隊長が呼んでますよ。
フレームイン。
「あ、映ってる?」 はいはい、ばっちりです。
「アークエンジェルはヘリオポリスを壊しまくってます。酷いもんです」
「っていうか、どうしてわざわざ重要な部分に当てるんだよ!他人んち(コロニー)壊すな!」
むしろ積極的に壊そうとしているようにしか見えません。
さて、ここで話を緊急会議室へと戻します。
「これは面倒なことになりそうね・・・」
「っていうか、全部少尉の無茶な命令のせいじゃない」
「な、何をおっしゃいます(焦)!元はといえば、ザフトが攻撃を仕掛けてきたからです。我々にも弁明の余地はあります」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・・」
「全部ザフトのせいにしちゃいましょうか」
アークエンジェルサイドに一方的な結論が出たところで、再び現場に戻ります。
性懲りなくザフトが攻撃を仕掛けてきました。
壁・・・壊してる。そりゃもう気持ちのいいほどに
アークエンジェルが初っ端から壁ぶち壊しのアラワザをやらかしてくれたので、
モウイイヤ、気ヲ使ウノメンドクセと思ったのかもしれません。
ともあれ、これは間違いなくザフトの皆さんのせいです。
「これは証拠になるわ。ちゃんと録画しといて」
抜け目のないマリューさん。
「そーら、落ちろぉ!」
このアングルでは見えませんが、ミゲル君の攻撃です。
ストライク危うし!!
もちろん落とされるわけには行かないキラ。必死でよけます。
↓
・・・あれ?
ケ ー ブ ル 直 撃。
「だから、どうしてわざわざそっちに当てるの!!?(怒)」
種だからです。
「よし、ここは俺に任せとけ!」
フラガの兄貴 in CIC
エンデュミオンの鷹とかいう恥ずかしいカッコイイ異名の持ち主です。頼りになるアニキです。
でもCICなんか任せて大丈夫なんでしょうか。ゼロがなきゃ、この人はただの役立たずなんじゃないでしょうか。
マニュアルがどうとか言ってる時点でもうヤバイ気がします。
↓
↓
↓
「え〜、放送局に移ったクルーゼさん、こちら現場のオロールですーー!聞こえてる〜?」
って、オロール君!うしろ、うしろ!よ〜け〜て〜〜っっ!
↓
・・・。
もはや原形とどめませんが、↑はオロールレポーターですた。
「ざまあみやがれ!」
何と、CICは初めてのはずのフラガの兄貴がオロール機撃墜!
大快挙と違いますか?
さすがです。エンデュミオンの鷹の異名は伊達じゃありません。
背景のパル君なんかとは一味も二味も違います。
コロニーへの損害もゼロで済みました。
すみま・・・し・・・・・・
・・・。
↓
↓
↓
大 破 壊
ちょっと、なんてことしてんのアンターーーッッ
「しまったーーーーーー!!」
フラガさんの顔も大失敗。
「だからどうしてわざわざ・・・(略)!」
種だからだってば。
「こ、これ以上コロニーに損害は与えられないわ!!」
「今更何言ってんですか!!白々しい」
ここまで壊しちゃったらもう何しても同じです。
こうなったらとどめだーーー!
アークエンジェルのやけっぱちの一発が命中してしまいました。
ザ ク 真 っ 二 つ。
よっぽど腕の悪いパイロットが乗っていたと思われます。
残りのミサイルはコロニーの裂け目へ。まるでミサイルの方が吸い寄せられているかのようです。
どっかーーーん。
とどめの一発。
「・・・」
さすがのキラ君も、もう突っ込む気にはなれないようです。
ばらばらばら・・・。
そして壊れるヘリオポリス。
「・・・アデス、これはやはり我々のせいかな?」
「まあ、30パーセントくらいは」
「残りの70パーセントは・・・どう考えてもあの連中だろうな」
「どう考えても、そうですね」
真偽の程は、33話へと持ち越されることになりました。
☆ 今週のザ・ベスト ☆
分かりにくいけど、キラの開けた穴に飛び込むクルーゼ隊長。
「冗談じゃない!」とか言いながらアグニで大穴開けて隊長の逃げ道をわざわざ作ってくれたキラにもウケましたが、
やっぱりここはすかさず穴に飛び込んだ愉快な抜け目ないクルーゼ隊長に一票。
2006/10/30